9月24日に発売されたロストジャッジメント：裁かれざる記憶のクリア後レビュー、評価をしていきます。
ストーリーのネタバレは避けておりますが、システム的な部分でネタバレとなる可能性がありますのでお気を付けください。
youtubeでもレビュー動画を出していますので動画で見たい方はそちらをご覧ください。
作品概要
| 製品名 | LOST JUGMENT（ロストジャッジメント）:裁かれざる記憶 |
| ハード | PS5,PS4,XboxS,XboxSS,XboxOne |
| ジャンル | リーガルサスペンスアクション |
| 発売日 | 2021年9月24日 |
| 発売元 | セガ |
| CERO | D（17歳以上対象） |
| 通常価格（税込） | 8,290円 |
| 公式サイト | https://judgment.sega.com/ |
良かった点
ストーリー
龍が如くシリーズと言えば期待されるのはストーリーの面白さですが、今回のロストジャッジメントも文句なくストーリーは面白いです。
メインストーリーは最初から最後まで引き込まれずっと続きが気になる展開が続いたため、とりあえずサブクエたちは放置して一気にストーリークリアまでいってしまいました。
ここでは詳しく内容を書くことはしませんが泣いたり笑ったり最高に楽しませてもらいました。
キャラクターたちが長い時間話す場面が所々にありますが内容が面白いし分かりやすく話してくれているので途中で嫌になることはありませんでした。
また、サイドケースと呼ばれるサブクエも一つ一つ内容が面白いものばかりです。
シリアスなメインストーリーとは違い、龍が如くシリーズ恒例のふざけた内容のものも多いです。一つ一つの内容がそこまで長くないのもメインストーリーの合間でやるにはちょうどよかったです。
また、今回はストーリーの都合で高校に行くことになるのですが、その高校の中でも「ユースドラマ」というサブクエのようなものをすることができます。
リズムゲー、ロボを使った陣取り合戦、バイクでのレースなどユースドラマごとに違った遊び方となっており飽きにくい作りになっていると感じました。ストーリーも笑いあり涙ありで最終的にはすべてのユースドラマが一つの結末に繋がっていくため見どころ抜群になっています。
メインとサブ合わせるとかなりのボリュームですべてをやり切るのに相当な時間がかかりました。
（プレイ時間は後述しています。）
戦闘
私は過去の龍が如くシリーズをすべてプレイしたわけではないのですが戦闘に関してはそこまですごい面白いとは思っていませんでした。
しかしこのロストジャッジメントで戦闘の面白さに驚きました。
3つの戦闘スタイル（DLCを入れれば4つ）はどれも操作していて楽しく、それぞれ違った攻撃方法で敵をぶっ飛ばしていくのは爽快でした。
△ボタンで出せる派手で爽快なEXアクションは過去作と変わらず気持ちの良い出来になっています。
ボス級の敵は雑魚とは違い適当にボタンを連打しているだけでは勝てません。ガードや回避を駆使して慎重に戦わなければならず緊張感があってよかったです。
私はあまり戦闘が得意ではなかったため回復アイテムをバクバク摂取しながらなんとか倒していましたので、アクションが苦手な方も回復アイテムを買い込んで挑めば倒せないことはないと思います。
キャラクターの表情
セリフや場面に合わせた細かな表情の変化が素晴らしいと思いました。
目や眉毛、口周りなど場面に合わせていろんなパターンの表情があり登場人物たちの感情をしっかりと感じ取ることができました。
不満点・気になったところ
サイドケース、ユースドラマの長さ
一部、サイドケースとユースドラマの中でちょっと長すぎるかなーと思うものがありました。
サイドケースの方ではリスの絵探し、ガールフレンド候補関連のサイドケースやVRすごろく、ユースドラマではロボット部と暴走族編。
先が気になる展開ではあるのですが話を進めるまでの過程が長くて途中でやらなくなる人もいるだろうなあと感じました。
特にリスの絵探しは大変でした。自力で全部見つけるのはかなり厳しいうえに見つけてもその後は同じ作業の繰り返しなので結構つらかったです。
ガジェットを使う場面を増やしたかったのかもしれませんがもう少し数を減らしても良かったのでないかと思いました。
ロボット部は話の内容がかなり力が入っているので皆さんにもぜひクリアまでやってほしいのですが、クリアするまでに時間と労力がかかってしまうのが難点です。
ただ、それを乗り越えたが故の感動のストーリーということもあるかもしれませんが。
共闘時の仲間の動き
仲間が戦闘に参加してくれる場面が何度かあるのですが、ほぼ何もしてくれません。構えてウロウロしていることがほとんどで攻撃をする頻度は多くなく、あまりいる意味がないように感じました。
ストーリー上で仲間が駆けつけて一緒に戦うという流れは熱い展開で大好物なのですが、いざ戦闘が始まるとチョコチョコ歩き回って敵にぶっ飛ばされるという残念ぶりに「何しに来たんだよ！」と思ってしまいました。
ただ仲間が強すぎるとプレイヤーとしては面白くないので仲間の攻撃力を低く設定して良いからもっと「一緒に戦っている感」を出してほしかったなと思いました。
クリア後の要素
メインストーリークリア後は、
・難易度「EX HARD」モード開放・PREMIUM ADVENTURE開放・PREMIUM NEW GAME開放・50万円獲得
の4つが追加されます。
PREMIUM ADVENTUREというのはクリア時のステータスや所持品を引き継いで自由に神室町と異人町を探索できるモードで昼・夕方・夜の時間変更も好きにできます。
メインストーリー後にやり込みをしていこうと考えている方はこちらで遊んでいくのが良いと思います。
私自身も残ったサイドケース、ユースドラマはPREMIUM ADVENTUREでクリアをしました。
PREMIUM NEW GAMEはステータスや所持品を引き継いで最初からゲームを遊びなおすモードです。いわゆる「強くてニューゲーム」ですね。
総評
プレイ時間としてはストーリークリア、すべてのサイドケースクリア、ユースドラマクリアまでやって軽く100時間を超えました。99時間59分59秒を超えるとそれ以上はカウントされなくなってしまうため正確なプレイ時間が分からなくなってしまいました。おそらく110～120時間くらいではないかと思います。
私の場合ストーリークリアまでは48時間でしたが、間にユースドラマやサイドケースを挟んでいるのでこちらも正確なところは分かりません。
一つ言えるのはメインストーリー、サブクエ関係ともに超ボリュームだということです。
そしてそのボリュームをほぼ飽きずに最後まで遊ぶことができます。
隅々までやり込むのであれば時間の確保をお忘れなく。
ストーリー重視のゲームが好きな方は買って損はありません。
ただし前作のキャラクターが結構出てくるので前作をプレイしてから今作をプレイすることを強くお勧めします。
実況動画をyoutubeに投稿していますのでもし動画でどんな感じか確認したい場合はご覧ください。
