14年のシリーズ最新作、新すばらしきこのせかいをクリアしたのでクリア後レビュー、評価を書いていきます。
※ネタバレを含んでいるのでお気を付けください。ストーリーに関するネタバレは極力避けております。
目次
作品概要
製品名 | 新すばらしきこのせかい |
ハード | PS4・Switch |
ジャンル | アクションロールプレイング |
発売日 | 2021年7月27日 |
発売元 | スクウェア・エニックス |
CERO | B(12才以上対象) |
通常価格(税込) | 7,480円 |
公式サイト | https://www.jp.square-enix.com/shinsubarashiki/ |
良かった点
続きが気になるストーリー
最初に書いておきますが、これは「ストーリーがめちゃくちゃ良い!!」と褒めているわけではありません。
現実にある渋谷という街で現実では起こりえない死神のゲームが行われるということで、このゲームをプレイする自分自身はもちろん、ゲーム内の主人公とその仲間たちも分からないことだらけのまま話が進んでいきます。
徐々にいろんな謎が明らかになっていくため真相を知るために早く先に進めたくなります。
また、主人公のリンドウは「時間を戻す能力」を使うことができ、それを利用する場面が何度も出てくるのですが過去でどこをどう変えると現在にどのように影響するのか、タイムワープ系の話が好きな自分としてはやっていて面白かったです。
(どの場面にワープとかどういう行動をしたら良いか、とかはゲーム内で誘導してくれるため特に悩むことはありません。)
1日単位で話が進んでいくため、プレイしていて区切りをつけやすいのも個人的には良かったです。
たくさんの店やアイテム
ファッションと食事
渋谷が舞台ということで東急ハンズやタワーレコードなど実際にあるお店があってそこで買い物をすることができます。それ以外にもたくさんお店があるのですが、たくさんあって見て回るのが大変なくらいです。
帽子やズボン、靴などを買うことができたり、食事をすることができたりします。
服は見た目には反映しませんがステータスに影響するのと、HPアップなどの特殊なアビリティがついているものもありゲームを進める上では必須だと思います。
ただ中盤くらいまではお金があまり無いため満足に買うことはできません。
食事はキャラクターのステータスを恒久的に上げてくれます。何を食べるかによって上がるステータスが異なる為いろんなご飯屋さんに入ってみたくなるはずです。
(「満腹ゲージ」というものがあるので無限に食べられるわけではありません。)
上記の事からゲーム中に何度もお店に通うことになる為これら服や食事の種類の多さは魅力的だと感じました。
バッジ
次に戦闘に欠かせないバッジですが、かなりの種類があります。
バッジによって攻撃方法や攻撃力が違うため私はどのバッジを使うかとても悩みました。
最終的に戦闘は6人で行うことになるのですが6人それぞれにバッジを装備させる必要があります。
□(四角)ボタンで発動できるもの、R2ボタンで発動できるものなどバッジによって使うボタンが違ううえに連打だったり長押しだったりとボタンの使い方も違います。
ただでさえ6人同時に操作するのは難しいのでバッジを選ぶ際は自分が操作しやすい組み合わせを考えなければならず単に攻撃力の高いバッジを装備させておけばよいということはありません。
組み合わせを考えるのにバッジの種類が多いのは絶対的なメリットですよね。
ストーリーを進めると「神バッジ」と呼ばれる強力なバッジが装備できるようになります。
また同じくストーリーを進めると同じボタンを使うバッジを複数人に装備できるようになります。
こういったところも組み合わせの幅が広がる要素としてワクワクしました。
手に入れたアイテムたちはコレクションとして後から確認することもでき、ファッションとバッジに関しては数百種類あるためすべて集めるのは容易ではないですがそういったやり込み要素もあります。
不満点・気になったところ
過去作をやってた方が楽しめる
具体的にはストーリーのネタバレになってしまうので書けないのですが、絶対に前作をやっていた方が楽しめると思います。
ゲームのシステム的には今作からでも問題はないと思いますが、ストーリーとしては前作をやっていないと分からないことや、盛り上がりどころもあまり盛り上がれないということがありました。(私は思わず前作の事をネットで調べました)
前作をプレイしていない自分が悪いのですが、私と同じように今作からプレイをしようと考えている方はその点お気を付けください。
戦闘が楽しくなるまでが遅い
このゲームの戦闘は何といってもシンクロコンボが重要になっています。
シンクロコンボとは、装備したバッジである一定の条件を満たすと「CHANCE!」の文字と共に時間で消える輪っかが出てきてその輪っかが出ているうちに違うバッジで攻撃を当てるとシンクロ率が上がっていくというものです。
シンクロ率を100%まで上げると「マッシュアップ」という必殺技が使えるようになるので戦いの勝敗に直結する要素です。
シンクロコンボを繋げやすくするには戦闘に参加する人数と、バッジの能力が影響してきます。
人数は話が進めば増えていくというのと、バッジも当然話が進んでいくと種類が増えるのですが、特に人数が揃うまでにかなりの時間遊ばなければならず、上手くコンボを繋げられて戦闘が楽しいと感じるまでに私は20時間近くかかりました。
これは結構なマイナスではないでしょうか。
戦闘が始まるとスキップができない
これは主にボスと戦う場合のことのなのですが、戦闘の始まりに流れるボスとのやり取りや映像を2回目以降でもスキップすることができません。
ただでさえボスは強く1回で倒すことが難しいため何度も繰り返し戦うことを想定して2回目以降はセリフ部分を飛ばしてすぐ戦いを始められるようにしてほしかったです。
このせいでやり直しのテンポが悪くなってしまっており、勝てるかどうか分からない戦いのやる気を削がれてしまいました。
クリア後の要素
クリア後は本編とは異なる別の世界のシナリオ「ANOTHER DAY」、クリア済みのチャプターをやり込むことで「シークレットレポート」が入手できるようになるというのが追加されます。
シークレットレポートはすべて集めるとさらに何かあるようなのでクリア後にできることはかなり多そうです。
ANOTHER DAYとシークレットレポート回収に関しては私はまだプレイできていないのでプレイ後に記事を更新させて頂きます。
総評
ストーリークリアまでは37時間くらいでした。
ただしセーブ時に確認できる達成率は驚きの23%ということでストーリークリアだけでは全然隅々まで遊べていないことが分かります。
ダイブする敵のレベルに合わせるため何度かレベル上げの時間を取り、クリア時点でのレベルは52でした。
自分の中で思い当たるやり残したことをやってどこまで達成率が上がるか分かりませんが時間を見てこつこつプレイをしていこうと思います。
これを考えるとボリュームは十分あると思います。
渋谷が舞台、バッジを使った戦闘など魅力のある内容ではあります。
しかし前作をやっているほうが楽しめたり、ストーリーはボイス無しのセリフテキストが中心だったり、戦闘は操作が忙しくクセがあり楽しくなるまでに時間がかかったりと気になる点もいくつかあります。
上記の事から私が他の方におススメをするゲームとして上位に入っては来ないかな、という感じです。
実況動画をyoutubeに投稿していますのでもし動画でどんな感じか確認したい場合はご覧ください。