今回、8月20日に発売されたゴーストオブツシマのディレクターズカット版の中から追加ストーリーの壱岐之譚のみプレイしましたのでクリア後レビュー、評価をしていきます。
ネタバレを含んでいますのでご覧の際はお気を付けください。ストーリー部分はなるべくネタバレを避けて書いていきます。
作品概要
製品名 | Ghost of Tsushima Director’s Cut(ゴースト オブ ツシマ)-壹岐之譚- |
ハード | PS5,PS4 |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
発売日 | 2021年8月20日 |
発売元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
CERO | Z(18歳以上のみ対象) |
通常価格(税込) | 壱岐之譚だけの販売は無いため詳しくは公式サイトをご覧ください |
公式サイト | https://www.playstation.com/ja-jp/games/ghost-of-tsushima/ |
本編のほうは既にPS4で発売当初にクリア済みになりまして、操作方法を忘れた状態で壱岐之譚を開始しております。
最初は操作に戸惑いましたが1時間も動かしていれば思い出して慣れました。
良かった点
境井仁の過去を深掘りするストーリー
本編のストーリーの素晴らしさは言わずもがなですが、この追加ストーリーの壱岐之譚も先が気になる展開になっています。
今回の舞台は対馬ではなく壱岐島というところになります。
壱岐は過去に境井家が治めていた土地であり、本編をプレイした方なら一度は目にしている境井仁の父親が目の前で殺されるシーン、あれも壱岐で起きた出来事だったようです。
そういった経緯もあり、今回のストーリーでは境井仁の過去の出来事や記憶が度々描写される場面がありその思い出がずっとついて回ってきます。
この壱岐之譚では父親が目の前で殺された壱岐島を舞台に、境井仁の心境がどのように変化していくかが注目ポイントです。
ここでは詳しくストーリーを載せることはしませんので気になる方はご自身でお調べください。
(できればご自身でプレイしてみてください!)
また、メインのストーリー以外にもサブクエストのようなものがいくつかあります。
神力の宿った鎧を持つ亡霊を探したり、蒙古側に寝返った僧が治める寺からの脱出を目指す女の子を手助けしたり、サブのストーリーもよく考えられていますのでメインだけではなくサブクエストも含めて隅々まで遊ぶことをおススメします。
壱岐島の自然が素晴らしい
まず自然の映像表現が文句なしに綺麗です。これはPS4版の段階でとても綺麗だったのでPS5版でも綺麗なのは当然のことです。
今回の舞台は対馬よりも狭い壱岐島ですがそれでも場所によって違ったさまざまなロケーションがあります。
青い海と白い岩が美しい海岸沿いや、一面に花が咲いている場所など映えポイントがいくつかあります。
プレイしていて壱岐は全体的に暗いイメージの印象を受けたのですが、昼間の景色は明るく素晴らしいものになっています。
フォトモードが搭載されていますのでストーリーはいったん忘れて愛馬と共に景色を眺める旅に出るのも良いかもしれません。(私はフォトモードにはあまり興味がない派ですが・・・。)
次に壱岐島の自然の中で暮らす動物たちです。
本編では狐を何度もなでなでしていましたが、壱岐島では猫、猿、鹿と交流することができます。
探索している最中に猫を大量に檻に入れている誠にけしからん輩に出会うこともありました。(即成敗してやりました)
猿に関しては、「猿といえば」な場所で出会うこともできますのでぜひ探してみて頂ければと思います。
相変わらず戦闘が楽しい
本編をプレイしたのがかなり前なのでうろ覚えなのですが、新しい武器を持った敵が増えたように思います。簡単にはガードや回避をさせてくれません。(薙刀を持った敵って本編でもいましたっけ?)
次に敵の種類が増えました。(前述の「新しい武器を持った敵」も「敵の種類が増えた」に含まれるといえばそうですが)
まず大きく変わった部分が「呪師」の存在です。呪師は戦いの中心から少し離れたところにおり、経を唱えることにより蒙古兵を鼓舞し強化してしまいます。
強化された蒙古兵は非常に倒しづらくなるため先に呪師を倒すなどの工夫が必要です。
他には槍と剣を持ち替えながら攻撃をしてくる敵がいたりガード不可の派手な攻撃をしてくる敵がいたりと刀一本で倒すには苦労する敵が増えた印象です。
私は遠くから長弓で射貫いたり、くないやとりもち玉などの暗具をばんばん使ってなんとか倒していました。
相変わらずジャストパリィからの反撃は決まると気持ちが良いですし強い敵が出てくるようになったことで緊張感が増し、戦闘はさらに面白くなったのではないでしょうか。
不満点・気になったところ
オープンワールドの移動
特に不満点はなかったのであえて何か出すとすれば、オープンワールドのフィールドに高低差のある場所が多く、移動に苦労する場面が度々ありました。
登ったり降りたりがどの場所からもできるわけではなく、どうしても迂回をする必要が出てくるため面倒に感じることがありました。
なんかこのゲームをしているときは頻繁に飛び降りていた気がするんですよね。
それだけ段差が多かったのではないかなーと。
クリア後の要素
メインストーリークリア後はサブクエストの浮世草が追加されます。(おそらくストーリークリア後に追加されるのは1つ。)
さらに途中までしか進行できなかった浮世草を最後まで進めることができるようになります。
(私が確認した限りでは家を建てる話のやつ)
※このサブクエの会話の中でメインストーリークリア後でしか話さないような内容の会話をしていたのでおそらくクリア後にしか進行しないクエストなのかな、という私の見解です。
また、各地の「?」を巡りながら吹き出しアイコンの出ているNPCを見つけたら話しかけるようにしていくとメインストーリーを進めているだけでは出会えないサブクエストに出会うことができるでしょう。
蒙古の拠点をすべて解放するとマップ上にすべての「?」が表示されるようになります。
総評
プレイ時間としてはクリアまで約12時間でした。マップに表示されている「?」はすべて回った状態です。「境井家の旗」はすべては集めていません。
ストーリーがサブクエも含めて面白かったですし、映像も綺麗だったためまだまだプレイしたい気持ちです。
PS4からのPS5へのアップグレードが3,300円ということでプレイ時間を考えると壱岐之譚だけを求めている方からすると少し高いかなという印象です。
しかしPS5版はロードがめちゃくちゃ早いですし(ほぼ無し!)、ハプティックフィードバックやアダプティブトリガーにも対応しちゃんと次世代機仕様には進化していると思います。
内容は本編同様素晴らしく、本編では詳しく語られなかった境井仁と父親の境井正の過去を見ることができるのでゴーストオブツシマの本編をプレイした方は買いでしょう。
実況動画をyoutubeに投稿していますのでもし動画でどんな感じか確認したい場合はご覧ください。