モンスターハンターストーリーズ2~破滅の翼~をストーリークリアまでプレイしたのでクリア後レビュー、評価を書いていきます。
※ネタバレを含んでいますのでお気を付けください。
目次
作品概要
製品名 | モンスターハンターストーリーズ2~破滅の翼~ |
ハード | Switch |
ジャンル | RPG |
発売日 | 2021年7月9日 |
発売元 | カプコン |
CERO | B |
通常価格(税込) | パッケージ版 7,689円 ダウンロード版 6,990円 |
公式サイト | https://www.capcom.co.jp/monsterhunter/stories2/ |
良かった点
登場モンスターの数
昔のシリーズのモンスターから最新のライズで登場したモンスターまでいろんな種類のモンスターが出てきました。
ストーリー進行によって出現するモンスターが違うため新しいエリアに入るたびに次はどのモンスターが出てくるのかとワクワクしました。
モンスター数については人それぞれ「何体くらいいると良いなあ」という数があるかと思いますが、個人的には十分満足できる数でした。亜種を入れると本当にたくさんのモンスターが出てきます。
それぞれ固有のスキルを持っていたり、絆技という必殺技のようなものができたり個性豊かなモンスター達なので一緒に戦っていて楽しいです。
特に絆技はド派手で、モンハンの域を軽く超えるレベルの規模の攻撃を放つのでカッコ良いというより笑えます。(フロンティアにはこれに匹敵するような技使ってくるやついたかも?)
戦闘スピードが「通常・2倍・3倍」と選べるのですが、3倍にしてしまうと絆技の演出が見られませんので気を付けてください。
ストーリークリアで終わりではない
卵の厳選から始まり、レベル上げ、伝承の儀など強いモンスターを育てるにはいろいろとやるべきことがありますが、ストーリーをクリアするだけであれば特にこれらを気にしながら進める必要はありません。
しかし、クリア後の世界ではそういうわけにはいかずちゃんと育成をしていかなければ歯が立たないモンスター達が出てきます。
確かにモンハンはそうでしたよね。ストーリーを終わらせてからが本番でした。
これはストーリーズでも例外ではありません。
クリア後にやることがたくさんあるのはプレイヤー側からしたら嬉しいことです。
クリア後の詳しいことについては後述の「クリア後の要素」にて紹介します。
モンスターの育成要素
前に少し書きましたがモンスターを強くする要素としては大きく3つあって卵の厳選、レベル上げ、伝承の儀による遺伝子配列の変更です。
一番のやり込み要素としては伝承の儀だと思います。伝承の儀とは簡単に説明すると他のモンスターから遺伝子(スキル)を移植して違うモンスターに移植することで遺伝子配列を変え、そのスキルを使えるようにするもので、これにより自分の好きなモンスターを強くしていくことも可能になっています。
ただしモンスターごとに基本ステータスの差はあるので同じ遺伝子配列でも全く同じ強さになることはありません。
なので本当に最強のモンスターを作ろうとするとある程度どのモンスターを使うかは限られてきてしまうのかなと思います。
不満点・気になったところ
ロード時間
エリア移動の時、戦闘が始まるとき、戦闘が終わってフィールドに戻るとき、主にプレイしていてこれらの時のロード時間の長さが気になりました。
特に戦闘は何度もすることになるわけなのでここのロード部分はどうにかしてほしかったと思いました。
ゲームの内容は濃いのですがスペック面で足を引っ張ってしまっているように感じました。
戦闘中のテンポ
前にも述べたように戦闘中のスピードは3段階で選ぶことができるのですが、3倍にしても戦闘のテンポが悪いと感じました。
まず敵が結構固いため1回の戦闘に時間がかかります。
自分のレベルが上がり相手との差が大きければワンボタンで敵を一掃できるシステムがあるのですが、普通にストーリーを進めているうちはレベル差がそこまで開くこともないと思うので使える場面は多くないでしょう。
次にモンスターの入れ替えの際、揃ってどのモンスターも奥の方からトコトコ歩いて出てきます。
この演出をスキップできるようにはできなかったのでしょうか。
そもそもリオレウスが歩いて登場するのは何か違和感があります。そこは空から降りてくるべきでしょうと。
次に武器を変更する際の「もさっとした動き」です。ここもスキップをさせてほしかったです。
戦闘自体は楽しいのですが、前述のロードも含めてテンポが悪くなっているためなるべく戦闘を避けて進みたくなる作りになってしまっています。
ストーリーがイマイチ
モンスターハンターストーリーズという名前なだけあってモンハンよりはちゃんとしたストーリーがあります。
ただところどころ気になる部分があるのは確かです。
気になった点をいくつか紹介します。
主人公が喋らない
まず主人公が喋らないため主人公感が薄いです。何かあれば毎回困った表情をして突っ立っているような印象でした。ライダーとして旅立って日が浅いので仕方ないのかもしれませんが最後まで子供っぽさが抜けなかったかなと思います。
レウスとの絆
このゲームはライダーとオトモンの絆について度々描写があるのですが、肝心の主人公とレウスの絆があまり深まっているようには感じ取れませんでした。(終盤に簡単に乗っ取られますし・・・)
プレイヤー側としても最後までプレイしても特別レウスだけ思い入れが強いという感情にはなりませんでした。
モンスターの登場の仕方
これはストーリーに関する事とは少し違うかもしれませんが、あるストーリーで岩に擬態しているバサルモスを探すというところで、散々岩を調べまくった挙句見つけられずバサルモスは自分たちの後ろから歩いて現れるという・・・。
地面から出てくるのを期待していたのですが。
初登場時は地面から出てきます。
さらにフルフルを探しに行くストーリーではフルフルがいるはずのエリアに着いても姿が見えず、私は「天井に張り付いていて急に落ちてきてビビらせてくるのだろう」と思っていたのですが、なぜかまたしても自分たちの後ろから歩いて登場するという・・拍子抜けしてしまいました。
クリア後の要素
ストーリークリア後は豊富な追加要素があります。
まず竜の拠り地という複数階層に分かれているダンジョンが追加になります。ここには上位モンスターが出てくるようになるため当然苦戦を強いられることになるでしょう。(※というかストーリークリア後に「上位開放」と表示されたときはここまでは下位だったんかい!!と驚きました。)
それだけもともと敵は強かったしラスボスも必死で戦いました。
上位開放に伴い以下の要素も追加されます。
・フィールドに上位モンスターが出現するようになり「上位モンスターの巣」が出現
・上位装備の追加
・サブクエストの追加
・共闘パートナーを自由に選択可能
・オトモ探検隊の探索できるフィールドの追加
他にも細かい変化はありますがこれが主な追加要素です。
追加要素としては申し分のない量だと思います。
ストーリークリア後もまだまだ楽しめそうです。
総評
ストーリークリアまでは35時間くらいでした。
サブクエストがまだ大量に残っていて上位も残っていることを考えるとプレイ時間としては申し分ない大ボリュームだと思います。
モンハンということで年齢問わず興味のある方はいるかと思いますが、幅広い世代が楽しめる作りになっていると思います。
ただストーリー重視の方には大手を振っておススメできるわけではありません。
あと戦闘はちゃんと考えて戦わないと簡単にやられてしまうのでその辺が苦手な方は注意してください。
実況動画をyoutubeに投稿していますのでもし動画でどんな感じか確認したい場合はご覧ください。