ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD クリア後レビュー、評価

Switchで発売されたゼルダの伝説 スカイウォードソードHDをクリアまでプレイしたのでクリア後レビュー、評価を書いていきます。
※ネタバレを含んでいますのでお気を付けください。

作品概要

製品名ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD
ハードSwitch
ジャンルアクションアドベンチャー
発売日2021年7月16日
発売元任天堂
CEROA
通常価格(税込)6,578円
公式サイトhttps://www.nintendo.co.jp/switch/az89a/index.html

良かった点

やっぱり謎解き

ゼルダの伝説といえば謎解きだと私は思っています。(私がシリーズすべてをプレイしているわけではないので断言はできないのですが、夢をみる島、時のオカリナ、ムジュラの仮面、トワイライトプリンセス、ブレスオブザワイルドをプレイ済みです。)
基本的にダンジョンごとに手に入れた道具をメインに使って謎解き攻略をしていくのですが、そこまで難易度の高い謎解きではないので悩むことはほぼありませんでした。
ダンジョンごとに新しいギミックが出てきますが、どの道具を使って何をすればよいか分かりやすくなっています。
またゼルダ全般に言えることですが、この道具たちが個性豊かで扱っていて楽しかったです。(モーションコントロールでの操作にはたまに殺意が湧くこともありましたが・・。)
長時間悩むような謎解きは個人的に大好物ですが、サクサク解いて進んでいけるのもテンポが良くて好きです。
スカイウォードソードに関してはWii版の時からそうですが、モーションコントロールの操作の難しさが際立っていたので謎解きの難易度と合わせると全体的なバランスは丁度良かったのではないでしょうか。

シナリオが良かった

Wii版をやった時は特にストーリーについての印象はなかったのですが、このHDをやってそのストーリーに終盤で泣きそうになりました。
ゼルダの伝説最初の物語だからいろいろと考えさせられることがあったということが第一で、第二にバドの存在が大きいかなと思います。HD版をプレイし始めてバドが出てきたときに顔だけは覚えていて終盤にかけてのバドのことはすっかり忘れていたのですが、まさかバドに泣かされる時が来るとは思っていませんでした。最初に嫌味な奴だったからこそどんどん良い味を出していくんだと思います。
これに関してはここでは多くを語りません。気になる方はご自身でお調べください。
ただ最後に一言これだけは言わせてほしい。
「バド、君は紛れもなく勇者だ」

バド最高

全体的なバランス

一つ一つのダンジョンが丁度良い長さだったし、構成が上手く調整されていたように感じました。
長めのダンジョンを攻略した後はスカイロフトに戻る必要があったりと一息つくタイミングがちゃんと用意されているような、ずっと遊び続けたくなる作りになっていたと思います。
戦闘だけのパートや緊張や怖さを感じるサイレンなどダンジョンの謎解きだけではなくいろんな要素を良いバランスで取り入れていて最後まで飽きるということはなかったです。
次はどんなことが待っているのかというワクワクだけでした。
これはさすが任天堂というところです。

新しいダンジョンはワクワクする

あと下の不満点でモーションコントロールについて書いているのですが、もちろんモーションコントロールの良い点もあります。
モーションコントロールで対応する仕掛けがゲーム内の至る所に散りばめられ、モーションコントロールの使い方としては面白かったです。
正しい方向に斬らないと倒せない敵がいろいろと出てきたり、ダンジョンのギミックをモーションコントロールを使って動かしたり、操作の感覚としてまだ課題はあるかと思いますが発想は素晴らしいものでした。

デクババは序盤の良い練習台

不満点・気になったところ

モーションコントロール操作

このゲームの不満点はたった一つだけモーションコントロールです。
モーションコントロールで扱う剣や道具を構えるとほぼ確実に中心からずれています。
これによって例えば、引き絞って弾を飛ばせるパチンコは構えた瞬間にまともに照準を合わせることが難しいです。そこでYボタンを押すとモーションコントロールのリセットができるので、
①パチンコを構える
➁照準がずれているのでYボタンを押してモーションコントロールをリセット
③照準を定めて撃つ

という感じで間にモーションコントロールリセットを挟む必要が出てきます。
無理やり照準を合わせようとするとグワングワン動いて荒ぶるのでおとなしくモーションコントロールリセットをした方が良いです。
この一手間が敵との戦闘中やダンジョン攻略中など頻繁に起こるため煩わしくストレスの溜まる原因となっていました。

HD版はPROコンも使えるのでモーションコントロールが嫌ならPROコンを使えば?となるかもしれませんがPROコンはPROコンで操作がしづらいです。
剣を振るには右スティックを任意の方向に弾くのですが、まずこの弾くのが私はやりづらかったです。
そして右スティックをこの剣を振るのに使ってしまっているせいで視点を見回すときはLボタンを押しながら右スティックを動かす必要があります
このLボタンを押したり離したりの操作が慣れず「だったらJoy-Conの方が良いや」という判断になりました。
一度自分で両方試してみてやれそうだと思う方でやるのが良いと思います。

クリア後の要素

ラスボス撃破後は新たに「辛口モード」というものが選べるようになります。

辛口モードでは「プレイ時間」「各ミニゲームのスコア」「集めた虫と素材」「敵の情報」が引き継がれます。
さらに通常モードとの変更点として「ハートメダルを持たない限りハートが出現しなくなる」「敵の攻撃力が2倍」などまさに辛口になっています。
ただし剣を天に掲げると出せるようになるスカイウォードが最初からマスターソードになった時と同じ威力になっているのでこれを上手く活用していくと少しは楽に進めるのではないかと思います。

総評

クリアまでの時間は約30時間でした。
ハートはフルまで集めていませんし感謝の気持ちは全部集めていなかったりと完全にやり込んではいない状態でのクリア時間です。
ボリュームは文句なく十分だと思います。
10年前に発売されたゲームのHDリマスター版なのですが今でも間違いなく100%楽しめるゲームです
操作だけが人それぞれ許せる許せないあると思うのでどうにか自分自身でプレイできそうか確認をしていただきたいところです。
何度も言いますが自分はモーションコントロールが結構ストレスが溜まる部分はありましたが、PROコンの操作方法はそれ以上に受け付けませんでした。
また、モーションコントロールの操作で楽しいと思える場面もプレイ中はあったのでモーションコントロールのJoy-Conを選んで最後までプレイしました。

操作感は動画ではなかなか分かりづらいとは思いますが実況動画をyoutubeに投稿していますのでもしどんな感じか確認したい場合はご覧ください。